肺高血圧症とは?

肺高血圧症とは?

 

心疾患等が原因となり、肺動脈の血圧が高くなる症状を肺高血圧症と呼びます。

 

稀に心疾患等の病気を患っていないにも関わらず発症することがあり、その場合は原発性肺高血圧症とされています。

 

心臓には肺動脈に血液を送るための右心室が存在しますが、これ自体が圧力に弱いため、肺動脈の血圧が高くなると正常に機能しなくなります。

 

つまり、十分な血液が肺に送れないと、より一層活発に働きその不足分を補おうとするため肺動脈の圧力が高くなるのです。

 

現在国内の患者数は増加傾向にあり、年間で約100人が発症しているそうです。

 

発症する年齢層は20歳から60歳までが特に高くなっており、男性よりも女性の方が多く発症しています。

 

病気の進行によりその症状は様々で、軽度であれば息切れや疲労感、倦怠感、重度になると動悸やめまい、胸痛や精神的なうつ状態が挙げられます。

 

うつ状態のように、症状から来る精神的な疲労は生活にも支障を来たしますので、早めの治療が必要不可欠と言えるでしょう。

 

それでは肺高血圧症の治療法はどのようなものがあるのでしょうか。

 

通常の高血圧と同じく、経口薬を使った降圧作用のある薬物療法、血液の凝固を防ぐ抗凝固療法、また最終的には肺移植の手術も手段の一つですが、現在の日本では移植に到達できる症例が少なく、望みは薄いでしょう。

 

また、高血圧の根本的な原因となっている心疾患の治療も重要となります。

 

放っておくと再発の恐れもありますので、迅速な処置を心がけましょう。